伝統の技術を守る使命、『たたら侍』。

伝統の技術を守る使命、『たたら侍』。

現在の島根県、奥出雲に伝わる高度な製鉄技術「たたら吹き」。
日本刀をつくるために、純度の高い鋼を生み出すこの技術は、
1300年の時を経て今に伝わります。
ここで作られる鉄「玉鋼」は、現代の最先端の溶鉱炉をもってしても、
未だにつくることはできません。
「玉鋼」の日本刀は、文字通り世界一の剣。
そしてこの剣の精錬技術は、いつの時代も権力者にとって争いの火種だったのです。


映画『たたら侍』の物語の舞台となるのは、
八百万の神々が集い、日本文化発祥の地ともいわれる出雲の国。
大国主による国造り・国譲りの神話が生き続ける日本の原点です。
神話では、人生は旅、試練に耐え乗り越えてこそ成長があり、
「因幡の白うさぎ」は日本人の倫理観のもとである優しさが描かれています。


多くの日本人にも知られていない、この地の世界一純度の高い鉄をモチーフに
最高の映画をつくろうと、映画『渾身 KON−SHIN』の錦織良成監督と
その主役を演じ世界にも高い評価を受けた青柳翔が再び手を組みました。


そして、エンタテインメントによる社会への貢献を掲げ、「日本を元気に」をテーマに
活動するEXILEのHIROがエグゼクティヴプロデューサーとして参加。
「世界に誇る“日本”を最高のエンタテインメント時代劇で伝えたい」
三人の想いはいま、ひとつになったのです。


『たたら侍』では、手柄を立てて出世することの一方で、
戦国の世においても、淡々と鉄づくりを続け、伝統の技を命懸けで守る姿もまた真の侍であり、
「武士道」に通じる心であることを描いています。


日本の原点である出雲を舞台に、日本人の心を描いたかつてない本格時代劇。
『たたら侍』に、ぜひ期待していただきたいと思います。