エグゼクティヴプロデューサー EXILE HIRO

エグゼクティヴプロデューサーEXILE HIRO

日本の素晴らしさを伝える映画を、一緒につくりあげたい。

『たたら侍』の出雲は縁結びの神様ゆかりの地で、錦織監督との出会いには不思議な縁を感じています。監督はとことんこだわって、自分で全部つくり上げていく人。その人間性、映画に懸ける情熱、本物志向など、自分もプロデューサーという立場なのですごく共感できました。それに僕は監督の映像美が大好きですし、一緒にコミュニケーションをとることで理想の映画ができる予感があって…。また、錦織監督はこれまで島根の文化、日本の文化を映画にしてきています。EXILEも“日本”には特別な想いを抱いてきたので、監督となら本当に日本の素晴らしさを世界にわかってもらえる作品がつくれるんじゃないかと思いました。

今回の映画のモチーフは「たたら」という日本伝統のものづくりで、知る人ぞ知る国宝級の文化だと思います。本物にはやっぱり、自分も無条件に心を動かされる。僕らEXILEもつねに本物を追求してきたので、『たたら侍』はその延長線上にあるものとして是非やってみたいと素直に思いました。題材はまさにJAPAN PRIDEのテーマにふさわしい本物中の本物なので、錦織監督、主演の青柳、映画に関わる全員と共鳴しあって全力で盛り上げていきます。

僕らのエンタテインメントの可能性はたくさんあると信じていて…。より多くの人たちにEXILEの理念“Love, Dream, Happiness”を伝えたいし、世界にも僕らのエンタテインメントを広げていきたいという想いがあります。だから、僕らにとって新たなエンタテインメントである映画にも挑戦していこうと決めましたし、これは僕自身の夢でもありました。

世界のエンタテインメント界では、まだまだ日本の良さは認められていないと思います。日本のクオリティは高いのに、同じ日本人として伝わっていないのが正直悔しいです。自分には日本人のDNAを持つひとりとして、日本の存在価値を世界にもっと証明したいというシンプルな気持ちがあります。僕は日本で生まれ、育てられ、今こうして日本のエンタテインメント界で食べさせていただいている。日本の良さを世界の人たちに伝える義務もあるだろうし、日本の本物のエンタテインメントを海外に発信することは、きっと恩返しにもなると信じています。